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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生33巻1号

1969年01月発行

文献概要

主張

公衆衛生におけるコンピューターの用途

著者: 曽田長宗1

所属機関: 1国立公衆衛生院

ページ範囲:P.2 - P.4

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 大量な資料に基づく計算が,人間の何十万倍も早く計算できるという,世界最初の電子計算機ENIACが,数万にのぼる真空管を用いて世に現われたのは戦後1946年のことであった.
 きわめてすぐれた能力をもつ機械であることはわかっても,その巨大な姿と高額な値段とのために,軍事用とかよほど特殊な場合を除き,とうてい一般の実用や研究に使われるしろ物ではなかったが,その後トランジスターが用いられ,さらにIC(Integrated Circuit集積回路)が利用されるようになって,電算機の能力や速度は著しく高まるとともに,その価額も低廉,一般の実用にたえうるものとなり,さらに近くLSI(Large Scale Integrator高密度集積回路)が用いられるようになれば,簡便なコンピューターがいっそう安価にわれわれの利用しうるものとなるであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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