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研究
某離島住民における梅毒血清反応陽性率の検討
著者: 土屋真1 佐藤徳助1 小野敬 池田雄治2 関口東一1 佐藤昭光1 佐藤タエ子1
所属機関: 1宮城県気仙沼保健所 2宮城県衛生部予防課
ページ範囲:P.657 - P.659
文献購入ページに移動売春防止法施行以来,現在の性病予防法では性病の実態がつかめなくなり,顕症梅毒増加の傾向を指摘した報告1)などからも国民の不安が増大している.著者らは,さきに宮城県衛生研究所が県内医療機関より依頼されて実施した,最近のワッセルマン反応緒方法陽性者335名の定量成績を検討した2)が,緒方法陽性者の83.5%は抗体価が40倍以下にすぎなかった.そこで一般住民における実情把握の目的から,10年程前に梅毒血清反応検査と治療を行なった某離島住民3)に対し,このたび結核および循環器検診などの総合検診の一環として梅毒血清反応検査を行なったので報告する.
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