公衆衛生33巻12号

1969年12月発行

特集 第10回社会医学研究会 主題

住民の健康を守る運動（2）—住民運動と医療機関

著者： 大平昌彦¹ 加藤孝之² 丸屋博³ 柳楽翼³ 大岩茂則⁴ 安賀昇⁵ 藤森弘⁶ 五島正視⁷ 沢美奈子⁸

所属機関： ¹岡山大・衛生学 ²金沢大・公衆衛生学 ³水島協同病院 ⁴名大医 ⁵耳原病院 ⁶大阪柏花診療所 ⁷岡山協立病院 ⁸群馬大セツルメント

ページ範囲：P.677 - P.682

　"住民の健康を守る運動"という問題提起を受けて，すでに住民運動を進める中で，医療従事者，医療機関に対する数々の具体的な行動への呼び掛けが，批判も含めて住民要求として討議された．
　ここでは，これら一連の報告，討議の上に医療従事者，医療機関の側から，"住民の健康を守る運動"に対する医療機関，医療従事者の役割，運動の中での位置づけを明確にすることによって，住民要求との対応を具体化したいと考えた．