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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生33巻12号

1969年12月発行

文献概要

特集 第10回社会医学研究会 一般演題

伊勢湾周辺地域への産業資本の進出と労働者,住民の衛生問題

著者: 相磯富士雄

所属機関:

ページ範囲:P.691 - P.693

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 名古屋大学 山田信也より,いわゆる地域開発と住民の健康問題の関係を包括的に取り上げ,従来あまり取りくまれなかった視点から,次のような問題提起がなされた.
 明年は日本の命運をかける安保条約改訂の年である.この10年間の政治,経済の変化が職場,地域に大きな変化を与え,日本の労働者,農民,勤労大衆や母や子の健康に決定的な影響を与えたことについて,この10年間をふりかえり,今後の方向づけをすることが必要であることを名大社医研グループは討議確認した.職場の労動者,地域の住民の健康を1つの根元への結びつけを意識して,学問的な実践や住民運動に結びつけていくことに大きな立ち遅れがある.この取りくみのために,愛知県における,伊勢湾臨海工業地域への産業資本の進出による労働者,住民の健康破壊について問題提起し,来年の課題への提案事項とした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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