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雑誌目次

雑誌文献

公衆衛生33巻6号

1969年06月発行

雑誌目次

特集 食品の汚染とその対策

魚介類の汚染

著者: 藤原喜久夫

ページ範囲:P.312 - P.316

はじめに
 昭和42年のわが国における食中毒の統計1)によると,その総件数1565件の内,一応原因食品が判明しているものは1052件となっているが,さらにこの中で,魚介類によるものとして584件があげられ,その比率は55.5%になっている.この数字は,わが国の食中毒の原因においては,今なお魚介類が大きな比重を占めていることを示している.それでは,この魚介類の食中毒を起こすものは一体何であろうか? そこでその病因物質を追及してみると,相変わらず,その最大の原因としては腸炎ビブリオのような細菌類がその元凶となっていることが知られる.本稿においては,まず腸炎ビブリオを中心として,食中毒原因菌による魚介類汚染の機序を追求し,さらにその食品衛生学上の対策に関して若干の考察を加えよう.

食品添加物について

著者: 妹尾昇

ページ範囲:P.317 - P.321

 食品の製造や加工の際に使用される食用色素や香料,保存料などは食品添加物と呼ばれているが,この食品添加物については最近非常に関心が高まり,各方面で論議の的となっている.ある者は,食品添加物は元来異物であり,食品にとって無益であるばかりか,食品に使用して消費者をごまかす効果しかないのでその使用を全面的に禁止すべきであると主張している.また,一方においては,食品添加物は食品の製造,加工に必要不可欠であるから,安全性の高いものについては積極的に使用を認めるべきであるという意見を述べている.
 前者の意見は一般に食品の消費者に多く,後者は食品および食品添加物の製造・加工業者に多い.どちらも極論であるが,食品添加物はどうあるべきかという問題については,まず何よりも食品添加物に対する正しい知識の上にたって批判すべきであろう.そこで,食品添加物についての知識を得ていただくため,食品添加物について解説してみたい.

食品の国際的流通の実態

著者: 内部博泰

ページ範囲:P.322 - P.327

輸入食品の届出制度
 戦後の混乱が続く昭和22年に食品衛生法が制定され,国内における食品の監視態勢が確立されて今日にいたっている.これよりやや遅れて,昭和26年に輸入食品に対する監視制度がスタートしたのである.
 横浜,神戸を中心として全国各地に水揚げされる輸入食品に監視の目を光らせるべく,当初は小樽,横浜,清水,名古屋,神戸,門司,長崎の7港に,国の食品衛生監視員11名を厚生省の各検疫所に駐在させ,輸入される食品に対する収去・検査が開始された.しかし,法的根拠をもたない監視制度のもとで,しかも数少ない監視員の手で,すべての輸入食品を把握することはとうていおぼつかない状態であり,各方面から輸入食品に対する監視態勢の強化および全輸入食品を完全に把握するための法的措置などが強く要望され,昭和33年食品衛生法の一部が改正され,輸入食品の届出制度が確立されたのである.すなわち販売の目的で,または営業上使用する目的で,食品・食品添加物・器具または容器包装などを輸入しようとするものは,そのつど厚生大臣に届出をしなければならないことを義務づけたのである.他方では,年ごとに激増する輸入食品に対処するため,昭和33年に鹿児島港を,34年に東京港を,39年に大阪港を,さらに43年には羽田空港をそれぞれ駐在官事務所として新設し,新たに検査官を駐在させ現在にいたっている.

食品汚染からの消費者保護

著者: 猫西一也

ページ範囲:P.328 - P.333

はじめに
 厚生省の野津食品衛生課長は,最近の日本公衆衛生雑誌に食品衛生最近の問題点として,加工食品に対する規格基準の設定と標示の規制強化,営業者の守るべき事項の基準化と食品衛生管理者制度の整備充実,監視体制の整備,知識の普及がそれぞれ必要であることを述べている1)
 西成保健所で昭和40年から3年間,食品衛生行政の改善を目的にいくつかの試みを行なったが,そのうち,衛生教育と自主衛生管理に関するものの実際例を紹介しながら,消費者を食品汚染から守るための方策を提言してみたい.

牛乳類の細菌汚染とその保存性

著者: 春田三佐夫

ページ範囲:P.334 - P.336

食品の細菌汚染と変質
 食品はこれをそのまま室温に放置すると,種々の因子の作用により自然的変化を起こして変質する.変質することにより食品はほとんどの場合その可食性を失い,経済的損失を招くばかりでなく,ときにはこれを摂取する人の健康を害し,衛生上危険なものになる.病原細菌の汚染は特に危険である.
 食品の変質に関与する因子には種々あるが,まず第1にあげられるのは温度,湿度,光線などの物理的因子である.次にあげられるのが酸素や食品自体に含まれる酵素などの化学的因子である.さらにネズミ,昆虫類,細菌・酵母・カビなどの生物学的因子があげられる.これらの因子はそれぞれ単独に作用することもあるが,たいていは相互にからみ合って作用する.

集団給食におけるコールドチェーン

著者: 久保謙爾 ,   高島春吉

ページ範囲:P.337 - P.339

はしがき
 最近わが国で,1年間に供給される生鮮食料品は,魚介類を含めてザッと3000万トン,このうちコールドチェーンを通すべきだと考えるもの70%に対し,実際に通しているものは,牛乳および魚類を主として10〜15%にすぎない.しかし,今後10年たらずの間に2000万トン以上の生鮮食品がコールドチェーンを通すことになると思われる.
 集団給食においても,米・麦などの主食を除くかぎり,調理の素材は生鮮食料品である.しかも生鮮食料品が持つ極時性,極地性は価格と流通量を激しく変動させる要因である.給食業界でも,これらの問題の対策を迫られ,食材の仕入れと品質保持をコールドチェーンに期待するところが大きい.そこで,給食の材料費で5割弱,種類では8割をしめる生鮮食料品中特に問題となる"魚"を中心に,コールドチェーンの観点から集団結食と衛生管理について若干の考察を試みた.

インスタント食品

著者: 俣野景典

ページ範囲:P.340 - P.342

 われわれの食生活で毎日とり入れられている種種様々な食品は安全で,かつ無害でなくてはならない.さもなければ,すでにあまたの食性病害の実例にみられるように,人々の健康をそこね,生命を危うくするものであって,食の安全性は栄養と並んで食生活における最も基本的かつ重要な問題である.

人とことば

随想

著者: 石川知福

ページ範囲:P.309 - P.309

 厚研においては,現場調査を実施することがある.この調査からすぐに役だつ結果を得ることはもちろん望ましいことであるが,それよりもさらに重要なことは,調査のやり方またはとりまとめ方に新機軸を示すということである.完成を研究所が直接するのではなく,全国の現場の人々がやり口を見習ってくれるに値する有効適切な研究方法を示すことがたいせつなのである.
 すなわち,新しい研究道の開拓がたいせつなのであって,完成はそれぞれの現場との協力においてなされればいいのである.なお,研究題目の選び方は,実験調査が実生活の改善指導にまで相通じるものであってほしい.研究成績のとりまとめ方とか発表形式においても同様である.もとよりその報告が未熟であるが,それが新しい意味のある問題への方向を示唆するようなものであるならば,同様に創作的価値があるわけである.

主張

食品衛生対策の方向

著者: 松井武夫

ページ範囲:P.310 - P.311

対人衛生から対物衛生へ
 食品衛生法第1条に"この法律は,飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し,公衆衛生の向上および増進に寄与することを目的とする"とある.従来から,食品衛生のあらゆる施策を行なうに際して,その姿勢はこの法文に基づいて危害発生防止を中心にして行なわれている.これはわが国における食品衛生対策が公衆衛生対策の発展と歩調を一にして,まずPersonal Health Service(対人衛生)の範疇に入れられて始まってきたことから当然のことといえよう.
 すなわち,これまでは,飲食物によって伝染病が流行したり,食中毒が発生することに対して,それは人の直接の危害として人体の側から病因物質,人の危害の状況,防疫方法などを解明するといった面の処理に重点がおかれていた.今日においてもこの考え方が間違っていると思わない.しかし,このような考え方で食品衛生対策にたずさわっている者が,理屈では割り切れないある種の矛盾を感じるのが常である.その矛盾とは"飲食物で危害が発生してからこれに対処することよりも,危害が発生しないように対処することのほうがだいじなことではなかろうか"ということとのわずかなへだたりである.この矛盾は飲食物によって伝染病が発生したときの処理ではさほど強く感じないのであるが,食中毒のように非流行性の事件処理に当たっているときいっそう強く感じるのである.

海外の医学教育

フランスの医学教育(1)

著者: 万代敬三

ページ範囲:P.343 - P.347

はじめに
 わたしに与えられたテーマは,フランスの医学教育で,2つのねらいがあり,それは(1)医学一般の教育,(2)特に公衆衛生教育である.
 われわれの身辺には,1968年の終わりを控えて破局的な様相を呈している東大問題がある.その発端は周知のように,東大医学部のインターン闘争であり,それがやがてはエスカレートして医局制度の在り方におよんだわけである.いっぽう,5月3日にはパリ大学においても,パリ大学学生たちによって,同じく点火された学生改革運動が,警官隊の導入を契機として,労働者を含む全国的な反体制運動に拡大して,あわや革命かと思わせたことは,われわれには耳新しいニュースとしてまだ記憶に鮮明に残っている.

学会印象記 第39回日本衛生学会総会

花と善意と友情と

著者: 石西伸

ページ範囲:P.348 - P.348

あふれる一般演題--213題
 第39回日本衛生学会は3月26日を皮切りに27,28日と続きましたが,これと重なって,28日より31日まで第42回日本産業医学会が開催されたことは,平年の学会スケジュールとしては最初の試みでした.会場(福岡雙葉学園)は学園内の講堂,教室を利用して4会場設営しましたが,演題の種類によっては教室が手狭で廊下にまで溢れるといった光景もみられました.しかし,学園のご援助ご奉仕により,学会場,休憩室をとわず可憐な春の草花で飾られ,掃除のゆきとどいた校舎庭園の閑静さの中で,静かなる勇気と温かい友情をもった熱心な討論がなされたことは,主催者の一員としてたいへんうれしい光景でした.そして僧衣をまとわれたシスターの方々の表には出ない奉仕の精神に深く感銘し,宗教との触れあいに深く私が魅きつけられたことを,私ごとながらここに書き残したいと思います.
 特別講演は次期会長である金沢大石崎教授がイタイイタイ病に関して多年にわたる研究の成果を,産業医学会との合同シンポジウムは三川坑,山野坑における炭坑爆発の大惨事を過去に持つ当地として,学会長猿田教授の司会により"一酸化炭素中毒"が4人の講師により発表討論されました.

教室めぐり・6 久留米大学・公衆衛生学教室

重金属中毒,公害問題を中心テーマとして

著者: 松本久男

ページ範囲:P.349 - P.349

教室の沿革
 本学の前身九州医学専門学校が設立されたのは昭和3年である.昭和5年4月医博渡辺朱一氏が本学細菌学教授より転じて衛生学教室主任に命ぜられて開講,昭和7年渡辺教授辞任,木村律郎氏が衛生学主任に命ぜられ,昭和21年9月辞任された.昭和22年9月,医博岡野丈雄氏が久留米医科大学衛生学主任教授に任ぜられ,続いて昭和24年環境衛生学教室発足に伴い公衆衛生学教授に任ぜられた.岡野教授在任中には,地域住民工場労働者のトラコーマの公衆衛生学的研究,ゴム工場労働者(久留米市はゴム工業の町)の労働衛生学的研究,ズック靴に配合される諸種殺菌剤の毒性,抗菌力,耐黴力に関する研究,低栄養,食塩過剰摂取に関する動物実験などについて大いに成果があがっている.

私たちの保健所・6 神奈川県・小田原保健所

全国1位の献血率を誇る

著者: 成田功

ページ範囲:P.350 - P.351

大観光地をひかえて……
 当保健所は昭和13年6月小田原市山王松原に県下最初の保健所として発足し,昭和36年9月に小田原市南町の現在地に鉄筋コンクリート造,床面積2212m2の新庁舎が完成し現在に至っている.
 管内は小田原市,箱根町,湯河原町,真鶴町,橘町の1市4町で面積255km2,人口21万6000,天下の観光地で年間2650万人の観光客が訪れ,全国の学校から修学旅行のため旅館などの衛生状態の問い合わせに対して年間2500件の回答を出している.

特別連載

米国における保健医療体系の苦悩ならびに医師・歯科医師・看護婦の深刻な不足とその対策

著者: 館正知 ,   石戸利貞 ,   高橋英勝

ページ範囲:P.352 - P.356

 2.医師養成拡大計画の作成にあたっては,正規医学教育の期間および専門研修の期間の短縮を目的とした,カリキュラムの再検討が必要不可欠である.カリキュラム改善により,経済力を獲得するまでに要する時間が短縮されることとなり,その結果,今までは医学を自分の職業として選択することが不可能であった有能な人材を,医学の分野に引きつけやすくなるであろう.さらに重要なことは,このカリキュラム改正によって,多くの教授陣や資材に余裕ができ,教育能力の拡大にふりむけられるであろう.

資料

食品の殺虫剤汚染による健康障害について—諸外国の例から

著者: 増田陸郎

ページ範囲:P.357 - P.360

はしがき
 最近の北九州市カネミ倉庫製油部製造のライスオイル中毒事件の原因は,本論文執筆時点ではどうやら脱臭剤として使用した四塩化ジフェニールに落ちついたようである.このような事件は,意外にも全世界でかなりの頻度で発生しているらしいことを,最近WHOのVector Biology and Control部から送られてきた表記題名の論文―執筆者はサウジアラビアDhahranのアラビア・アメリカ石油予防医学部主任でWHOのコンサルタントのDavid E. Weeks氏―によって知った.幸いWHOから日本での論文紹介の諒解を得たので,本誌上を借りてその大要をお知らせしたい.

研究

スクリーニング時における各種尿検査法の検討

著者: 石館敬三 ,   渡辺真言 ,   千葉裕典 ,   内田和子 ,   若井美子 ,   宮崎利雄

ページ範囲:P.361 - P.365

はじめに
 スクリーニングを目的とした集団検診において尿検査を行なう場合,従来行なわれてきた各種の検査法による判定の間には,若干の相違のあることが知られている1).また尿のたんぱく,糖,ウロビリノーゲンなどの検出法は一般に,非特異的なものが多いために,健康者危険率(α)がやや大きくなる恐れがある2)ともいわれている.スクリーニングテストでふるい分けられた者が,その後の追跡検査によりいかなる経過をたどるかについて検討することは意義あるものと考える.著者らは数個の大小集団を対象に,尿のたんぱく,糖,ウロビリノーゲンについて検査を実施し,その陽性者の追跡検査およびその判定をめぐって,検査項目別にあらわれた相違点や判定誤差などについても検討を加えることとした.

厚生だより

公害にかかわる健康被害の救済に関する特別措置法案

著者:

ページ範囲:P.367 - P.367

 公害は,人の活動と深いつながりを持っている.人の活動量は,いくつかの指標で表わすことができるが,生産量の大きさと形態もその1つである.
 わが国の公害について語る場合,四日市の名はやはり重要である.最初の石油化学コンビナートによる公害を経験していること,公害防止の努力によって相当程度の改善をみながら,生産規模の拡大に伴って再び微増の傾向にあること,昭和40年から市に公害医療審査会を設けて,公害に関係があると認められる患者に医療費を支給していること,などいくたの特徴を持っている.

抄録

広域医療計画としての脳溢血の登録の可能性とその価値について/総合保健計画決定への接近

著者: 白石陽治

ページ範囲:P.316 - P.316

 脳溢血の登録制を諮問する小委員会の実行委員は,脳血管系疾患に関する関連会議委員会に,広域医療計画の公衆衛生事業を援助するよう指示した.予防医学的な注意事項が一般に普及してきて,脳血管系疾患,ことに脳溢血の早期発見の知識が深まるにつれて国民の3大死因を強力に抑制することに関心を集めるようになってきている.
 広域医療計画では,脳溢血およびこれに関連のある疾患に関する研究・訓練・診断・治療にたずさわる公的ならびに非営利私立施設および機関の間での連系体制をつくる必要性と,実際に役だつ正しい知識が普及するように努力しており,小委員会の指示に基づいてこの脳溢血の解決対策を考えている.

北から南から 北海道

辺地医療に地域センター病院方式/力を入れた一般住民の結核検診(岐阜北保健所)

著者:

ページ範囲:P.339 - P.339

 北海道の医師充足状況は,人口10万対91.5で,全国を大幅に下回っている.また,この少ない医師が都市部に集中し,都市と辺地との医療サービスの格差が広がる一方で,無医地区は804カ所を数え,その人口は全道の5.8%にあたる31万5000人余である.さらに医学の専門分化,高度化にかかわらず専門科医師も極端に不足している.
 このような現状をふまえ,将来の地域的願望にたって,地域医療対策の推進を図るため,昨年5月北海道医療総合対策連絡協議会(主宰者副知事)が,行政・大学・医師会・町村長代表など20名による構成で設置され,現地調査および10回余の協議検討の結果,今年2月知事に対し北海道地域医療に関する中間答申がなされた.辺地医療については,医師の絶対数の増加,患者輸送車の整備,巡回診療および移動保健所事業などの強化を図ることはもちろんであるが,基本的には社会経済的な変動に対応し,地域医療網の近代化を図るなかで考えるべきであるとし,道内医療機関を地方センター病院,地域センター病院,地区病院の3段階に分け,その適正配置とそれぞれの有機的運営を図ることによって,それぞれの役割機能を果たすことが望ましい.

発言

もっと個性を……

著者: 木根淵英雄

ページ範囲:P.321 - P.321

地域の特性を積極的につかむ
 私たちの地方の農民の間で,恐怖感とともに語られる1つの感染症がある.明治30年,伝染病予防法が制定された時,この感染症は不運にも選にもれた.以来そのまま,行政的に陽のあたる対策はとられていない.
 私たちの調査は,保健所に座して待つだけでは決して把握できないこの感染症の発生実態を,足で調べることから始められた.そして,赤痢は別格として他の"法定伝染病"よりもかえってこの感染症が患者数死者数ともに多いこと,その発生地域に局在性がみとめられることなどが明らかにされた.

基本情報

公衆衛生

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1170

印刷版ISSN 0368-5187

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