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研究
都市住民の"成人病"などに関する意識と行動
著者: 木根渕英雄1 尹能基1 大河内洋一2 七川典三2 千田浩子2 崎浜竜子3 庄司博美3 角田房子3 菅原伊代子3 内藤和子3 中田智子3 原田芙蓉3 平野君栄3 三井政子3
所属機関: 1国立公衆衛生院専攻課程医学科 2国立公衆衛生院専攻課程環境衛生学科 3国立公衆衛生院専攻課程看護学科
ページ範囲:P.412 - P.415
文献購入ページに移動わが国において主な死亡原因となる疾病の変化,すなわち伝染病から成人病への変化が認められてからすでに久しい1,2).それにもかかわらず,住民の保健衛生についての意識調査で,成人病に関する調査が行なわれた例は少ないようである3,4,5).
ところで国立公衆衛生院では,専攻課程5学科学生に対し,いわゆる地区診断の実習として合同臨地訓練を課している.著者らは,指定された東京都渋谷保健所管内の1地区において,もし調査対象地区に何らかの特殊性,たとえば公害やある種の産業が特に多いというような特徴をみとめない限り,成人病や慢性疾患に焦点を合わせた調査を行なうことにした.その結果,いわゆるニードは成人病にあり,また慢性疾患の有病率が高いことなどがわかったので以下にその成績を報告する.
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