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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生33巻8号

1969年08月発行

文献概要

私たちの保健所・8 広島県・三次保健所

健康な町づくり,村づくり運動

著者: 中村照彦

所属機関:

ページ範囲:P.466 - P.467

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 三次保健所は,広島市から芸備線で約2時間,中国山脈の入り口に位する人口約4万の三次市にあります.三次市といっても,すぐにはピンとこない方が多いと思いますが,天下の景観といわれる霧の海の本場で,かつ古墳3000余基を数える古代文化の中心地であり,徳川時代から300数十年も続いた鵜飼で有名で,倉田百三や中村憲吉の学んだ地であるといえば,少しはおわかりいただけると存じます.しかし,何と申しましても,県南の諸都市と違って,すべての発展は遅れており,後進的な様相は争えませんが,最近,中国縦貫自動車道路の工事が始まり,遠く京阪神と結ぶとともに,現在国道54号線の整備が行なわれ,島根,鳥取方面と広島とを結ぶ陰陽連絡の要衝としての活躍が期待されています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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