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研究
自動車排気ガス汚染防止対策について—自動車排気ガスTesterを用いたスロー調整による自動車排気ガス中のCOの除去効果
著者: 関敏彦1 星川秀彦1 管野直1
所属機関: 1仙台市衛生試験所
ページ範囲:P.56 - P.59
文献購入ページに移動わが国における自動車排気ガスによる大気汚染,特に路上汚染は自動車数の増加と道路交通の渋滞により,急激に悪化しつつある.従来,自動車排気ガスの防止については,道路運送車両の保安基準(同法保安基準第31条第1項)に規定されていたが,遵守されることが少なかった.
しかし自動車排気ガスによる公害問題が大きくなり,昭和41年9月から新型車の排気ガス中の主要有害成分であるCO濃度を3.0%以下にするという数的な規定事項が明確にされ,さらに昭和44年9月1日からは,新型車(ガソリン燃料の普通自動車と小型自動車)が2.5%に基準が強化され,引きつづき現在ある新車の乗用車は昭和45年1月1日から,トラック,バスについては昭和45年4月1日から,それぞれ2.5%にひき下げることになっている.
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