icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生34巻2号

1970年02月発行

文献概要

特集 地域公衆衛生活動近代化のあゆみ

Ⅰ 過密地域における保健管理体制の現状と将来構想

著者: 須川豊1

所属機関: 1神奈川県衛生部

ページ範囲:P.71 - P.82

文献購入ページに移動
 保健管理の中心は保健所であるが,近時その保健所のあり方が問題となっている.これは衛生行政のあり方そのものの問題である.保健所は住民の健康管理のセンターであるが,その活動効果が十分でなく,従来の保健所では近代化に対応できないのみでなく,神奈川県では,特に都市化現象の及ぼす影響を考慮して衛生対策を樹立しなければならない.
 そこで,本県の立地条件を勘案して,神奈川方式ともいうべき特殊な構想をもって進めつつある.この基本は保健所を中心として,最高の技術と設備をもつ専門的機能センターと,都市化住民の地域活動の拠点である保健ステーション活動の組み合わせによって,最高の技術を住民に直結して,保健衛生行政の効果をあげようとするものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら