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学会印象記 第27回日本公衆衛生学会
問われる学会のあり方
著者: 相磯富士雄1
所属機関: 1国立公衆衛生院衛生行政
ページ範囲:P.112 - P.113
文献購入ページに移動最近の多くの医学会では,たくさんの研究論文が発表されながら,それぞれについてあまり討論がされず形式的な発表の場になりつつあることについて,多くの若い研究者から学会のもち方について疑問がだされていた.本公衆衛生学会においても,各分科会の研究発表について発表者にたいする活発な意見や質問が少なくやや低調であった.この低調さの原因はいろいろとあろうが,その1つとして学会がお祭りというか,大会のようなものになりつつあることでなかろうか.このような現状にあるため,いずれ学会のあり方についてなんらかの形で要求が出るだろうと考えられていたが,学会第1日目の午後の総会においてちょっとしたハプニングという形で学会運営にたいする不満が爆発した.この日の午前中に,学会員の有志による学会理事会,評議員会,本学会総会事務局にたいする要望書の写しが,各学会員に手わたされた.
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