icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生34巻4号

1970年04月発行

文献概要

特集 学童の保健

団地と子ども

著者: 高橋悦二郎1

所属機関: 1愛育病院小児科

ページ範囲:P.205 - P.208

文献購入ページに移動
はじめに
 都市人口の増加と住宅難に対処して,大都市の周辺に団地が急増し,それとともに,団地と子どもに関する問題がいろいろいわれてきた.
 団地の4階,5階に住む妊婦にとって階段の昇降が影響して流早産,低出生体重児が多いとか,子どもは子どもで,4階,5階にすむと,下に降りる回数が少なく,したがって運動不足から,肥満の傾向や,夜泣き,食欲不振などが多くなるといわれている.また鍵ひとつで閉鎖的な生活をしている母親は,家の中のことばかり集中して,子どもと1日中接し,子どもの行動を監視し,干渉し,手をかけすぎるということもいわれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら