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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生34巻5号

1970年05月発行

文献概要

研究 第2回日本都市医学会総会 パネルディスカッション

大気汚染と肺外疾患

著者: 江波戸俊爾1 蒲山久弥2 高山乙彦3 山田文則4 新美成二4

所属機関: 1都立広尾病院検査科 2豊島病院眼科 3日大耳鼻科 4墨東病院耳鼻科

ページ範囲:P.300 - P.309

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序論
 昨年行なわれた第1回日本都市医学会総会では大気汚染と肺疾患の問題がとり上げられたが,今回はその続編ともいうべき大気汚染と肺外疾患との関係がとり上げられることになった.
 当然汚染された大気は肺に到達する以前に上気道を通過し,そこになんらかの影響を与えるわけである.また長期間外界に対し開かれている眼,常にふれている皮膚なども影響を受けるはずである.しかしこのような場所は,その性質上刺激に対して,他の臓器に比べて抵抗力が強いのも事実である.その抵抗力の強い部分にも,なおかつ変化を起こさせるほどの大気の汚染が,都市においてはすでに存在することが問題なのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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