公衆衛生34巻8号

1970年08月発行

特集 秋田県の公衆衛生活動 座談会

地域保健協議会の設立と公衆衛生活動

著者： 吉本冨雄¹ 黒川一男¹ 石川芳男 鷲谷嘉兵衛 木村亮蔵² 小玉秀雄³ 鈴木尚夫⁴ 武田暢⁵ 堀江友男⁶

所属機関： ¹県医師会 ²秋田保健所 ³秋田県厚生部医務薬事課 ⁴秋田県厚生部公衆衛生課 ⁵秋田県厚生部環境衛生課 ⁶秋田県厚生部

ページ範囲：P.454 - P.468

　秋田県の公衆衛生活動は，これまでの保健所を中心とした国，県，市町村という一方通行的行政の方向を打破しようとしている．
　これまでの結核予防婦人会の輝かしい経験から，自主活動に対する意欲が盛り上がっている．5年前から秋田県医師会は県民の健康管理を行なおうと地域保健活動をとりあげ，昭和43年には，医師会，市町村，保健所3者による合同会議がもたれ，地域保健協議会が設置された．そこで地域保健協議会の設立の経過，問題点などを3者代表により検討していただいた．