icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生34巻8号

1970年08月発行

文献概要

厚生だより

母子栄養指導の確立について

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.511 - P.511

文献購入ページに移動
 わが国の妊娠婦と新生児死亡が欧米諸国に較べてなお高率であることの一因に妊娠婦の栄養欠陥がある.妊娠婦および乳幼児の栄養状態は戦後国民の食生活が豊かになるにつれ,かなり著しい改善がみられたが,最近の社会生活の変貌による食習慣の変化や女性の職場進出と労働過重は母性としての健康の低下や乳幼児の肥満や虚弱などをもたらし,由々しい問題となっている.
 これまで母子の栄養指導の指標としては,昭和34年度に策定された「日本人の栄養所要量」が使用されてきたが,最近のめざましい栄養学の進歩や一般国民の体位向上,その他栄養指導の基礎となる諸条件の変化などにより,厚生省栄養審議会は昭和44年9月にこの改定を行なった.これに際して厚生省では児童家庭局長ならびに母子衛生課長より母子栄養の指導の確立のため次のような内容の通知をだした.(昭和45年2月20日,児発第68号,児母衛第3号)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら