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モニターレポート
「森永ヒ素ミルク中毒事件」その後の動き
著者: 青山英康
所属機関:
ページ範囲:P.574 - P.574
文献購入ページに移動昨秋岡山で開催された日本公衆衛生学会において報告されて,マスコミの注目を浴びた「森永砒素ミルク中毒」については,日本公衆衛生学会にその疫学調査と対策に関する専門委員会が設立され,また,岡山,大阪,奈良,徳島などの地区にもそれぞれ検診および研究班が結成されるなど,そのため活発な取り組みが認められた.
このような状況の中で,厚生省は昭和44年度の予算を用いて,岡山県に後遺症の有無を臨床的に調査する委員会を設立することを明らかにした.
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