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私たちの保健所・32 福島県・磐城保健所
臨海地の保健所として
著者: 佐藤雅寿
所属機関:
ページ範囲:P.630 - P.630
文献購入ページに移動当所は昭和34年,当時の磐城市を管轄として設立された.昭和41年に5市4町5村が合併し,全国でも珍らしい,かな書きの"いわき市"(面積1228km2,人口33万人,市庁舎平地区)が誕生したが,現在,市内に,平,勿来,磐城の3つの県の保健所があり,当所はその中の磐城地区(旧磐城市)を所管する.管内は面積92km2,人口6万8千人,人口密度1km2当り740人で保健所型別はR5である.地域の概況およびその特徴として,当管内は県の東南端に位し,太平洋に面し,著しい発展をみている小名浜港と,それに続く臨界工業地帯であることである.常磐郡山地区は,昭和39年に新産業都市の指定をうけて以来,当地区には大型臨海工業地帯をめざして企業誘致などが行なわれてきたが,それに伴って公衆衛生上の諸問題も多くなってきている.
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