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私たちの保健所・33 山形県・南陽保健所
組織活動を中心とした保健所活動のあゆみ
著者: 音山幸子
所属機関:
ページ範囲:P.694 - P.694
文献購入ページに移動当保健所は,山形県南部置賜盆地の東北に位置し,東に蔵王,南に吾妻山,西に遠く飯豊山を望み,米のほか,ぶどう,ナシなどの果樹を主産とする農村地帯である.管内には正和元年659年前より開かれたという有名な赤湯温泉がある.
管内は市町村合併により現在は南陽市,高島町の一市一町を管轄しており人口65,031人(45年国勢調査)である.年齢別人口の推移をみると50〜54歳台を軸とし,50歳以下は年々減少しているのに反し,55歳以上は増加の傾向にある.したがって,中枢神経系の血管捐傷および胃がんなど悪性新生物による死亡が高率であることが大きな問題点である.
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