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一体化のなかの自立をもとめる
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ページ範囲:P.65 - P.68
文献購入ページに移動72年,本土復帰を目前にして,沖縄はいま多くの問題をかかえている.毒ガス移送,コザ暴動,さらには米軍撤退にともなう自衛隊の進駐など,流動化の波は否めない.このような社会情勢のなかで,公衆衛生活動はどのように沖縄住民の健康を保証しようとしているのか.戦後25年,ほとんど米軍に依存していた公衆衛生がひとり立ちし,かつ住民の健康増進に積極的にとり組むためには忍耐強い努力が必要とされてきた.そのひとつひとつの成果の上に,沖縄としての主体制を確保し,かつ前進的な本土との一体化を模索する沖縄の公衆衛生活動を紹介しよう.
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