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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生35巻5号

1971年05月発行

文献概要

講座

婦人労働(1)【新連載】

著者: 嶋津千利世1 原田二郎2

所属機関: 1群馬大学 2杉野学園女子大学短期大学部

ページ範囲:P.301 - P.304

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 1960年代の日本の資本主義は過去に例をみない速さで,高度の成長をとげた.資本主義の成長は,いままでは,独占資本の強化を意味し,その成長=蓄積は,いわゆる「技術革新」と「合理化」として遂行される.労働は簡単化し,力のいる仕事はしだいに姿をけしてゆき,婦人の職場が著しく拡大した.
 資本主義的「合理化」は,いうまでもなく利潤をあげるための「合理化」であり,利潤をふやすための節約である.そして,この「合理化」は,労働者にたいしては,労働力の濫費を強制する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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