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1960年代の日本の資本主義は過去に例をみない速さで,高度の成長をとげた.資本主義の成長は,いままでは,独占資本の強化を意味し,その成長=蓄積は,いわゆる「技術革新」と「合理化」として遂行される.労働は簡単化し,力のいる仕事はしだいに姿をけしてゆき,婦人の職場が著しく拡大した.
資本主義的「合理化」は,いうまでもなく利潤をあげるための「合理化」であり,利潤をふやすための節約である.そして,この「合理化」は,労働者にたいしては,労働力の濫費を強制する.
資本主義的「合理化」は,いうまでもなく利潤をあげるための「合理化」であり,利潤をふやすための節約である.そして,この「合理化」は,労働者にたいしては,労働力の濫費を強制する.
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