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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生35巻6号

1971年06月発行

文献概要

特集 保健婦 サークル活動の紹介

—さつき会—"保健婦は何をするものか"をおしひろげて

著者: 宇津野ユキ1

所属機関: 1群馬県桐生保健所

ページ範囲:P.352 - P.353

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 「保健婦って一体何をするものか解らなくなってしまった」「医師は聴診器をもっていれば医師だってわかる,細菌検査は顕微鏡とシャーレ,X線検査技師はX線撮影を,栄養士は栄養指導を,とそれぞれ象徴的なものがあるのに,保健婦には何もない.いろいろなことをさせられていながらこれといったものがなく,それでいてこれをしちゃいけない,あれをしてはいけないというものがまたやたらとあって,全く保健所に入って毎日毎日がゆううつで,アレコレと胸ふくらませて就職したが,日ごとに意欲がなくなり,もうやめてしまいたくなった.」こんな会話が私の下宿の四畳半で若い成りたてホヤホヤの3人の保健婦で交わされたのは37年4月の末でした.
 話していくうちに,現状はこうでも,そこを何とかしていかねばならないんじゃないかというところまできた時,私達だけでなく同じような考え方をして毎日を悶々と送っている人が他にもたくさんいるだろうし,また既にこの現状を変えようと努めている人びともいるのではないかということに気づきました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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