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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生35巻7号

1971年07月発行

文献概要

意見

石黒忠悳と徴兵検査

著者: 津田順吉

所属機関:

ページ範囲:P.448 - P.448

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 川上武氏らの石黒忠悳小伝(本誌5月号299頁)は有益であり,軍衛生機構確立の解釈は有難いものだった.「懐旧九十年」を持ち合わしていないので,はっきりしないが,徴兵検査の規準を作ったのは石黒だったときいている。果してそうか。筆者に誌上で答えていただければ,大方のためになると思う。
 外国の統計が日本に用をなさぬことは明かなことであり,石黒は夫人と2人で,東京の風呂屋で,適齢期の青年の身体計測をやらしてもらったときく。江戸っ子は気がはやいので「うるさいな」というようななかで辞を低くして夫人とともに計測したという。恐らく身長体重胸囲くらいのものだったと思うが,この計測から甲,乙,丙が作られた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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