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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生35巻8号

1971年08月発行

文献概要

教室めぐり・26 日本医科大学衛生学教室

科学的"雑学"に徹する

著者: 乗木秀夫

所属機関:

ページ範囲:P.497 - P.497

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 日本医大の衛生学教室は,昭和10年代にその基礎ができたようである.当時は,現在の予研の所長をもって現役を退かれた故小島三郎教授が,当時東大付属伝研部長として,消化器系伝染病の研究と環境衛生と,さらに先生の別の面のスポーツ医学とが,衛生学教室をささえていたようだ.そして,前公衆衛生院長の古屋芳雄教授が民族衛生学を,また,村島教授が短期間であるが,厚生科学という部面を講義しておられ,その教育時限数も多かった.
 新しい制度になってからは,これらを統合し,さらに整形外科のスポーツ医学,内科学の寄生虫病学なども加え,内容的にはマンモス化してきた.しかし,依然として,伝染病を対象とする研究が多く,それを拡げて,現地疫学から地域管理へと伸びたようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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