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研究
三鷹保健所における精神衛生活動のすすめ方
著者: 小野恵1 桑江ときは1 笹井安佐子2 水島サトエ2 菅原とし子2 岩瀬淑子2 高橋知栄子2 宮部幸子2 甲斐静江2 青野英子2 小田久子2
所属機関: 1東京女子医科大学衛生学教室 2東京都三鷹保健所
ページ範囲:P.565 - P.568
文献購入ページに移動精神衛生活動が地域活動の対象として考えられるようになったのは,世界的にもさして古い昔ではない.近代医学のなかに精神医学が新しい分野を占めた一つの端緒とされるフランスのピネルの解放以来,主として病院医学として試みられてきた精神病学は,20世紀後半を迎え大きな転換を図らざるを得なくなった.
その発展の様相は,それぞれの国のおかれる歴史の上に立った国家機構と国民性によりおもむきを異にするのは当然であるけれども,「地域」のなかに諸種の衛生活動を押し進めようとする傾向は共通であり,しかもその希求度は切実なものがある.
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