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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生36巻1号

1972年01月発行

文献概要

研究

船員総合検診の問題点とその検討

著者: 土屋真1 岡本久蔵2 鈴木勉1 佐藤徳助1 佐々木テル子1

所属機関: 1宮城県気仙沼保健所 2東北海運局気仙沼支局

ページ範囲:P.61 - P.65

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 さきにわれわれは船員法により年1回の検診が義務づけられながらも,船員の開放性結核患者が乗船している事実や,医療中の患者の乗船を阻止できなかったことを指摘1)した.これは人手不足の上に,健康検査合格標準が開放性肺結核のみを不合格としていること2)や,船員に急がされて透視による診断が多いこと,また他港からの乗船が可能であることなどによる.
 三陸沿岸の有数な漁港である気仙沼港においても,船員の健康管理の問題は重要な課題であって従来保健所も結核の患者管理のみならず栄養指導などにあたってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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