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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生36巻11号

1972年11月発行

文献概要

特集 高知県の公衆衛生活動

風土と県民性—温暖な気候と独自の文化

著者: 安部幸夫1

所属機関: 1高知県医務課

ページ範囲:P.681 - P.683

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汽車で高知へ
 国鉄土讃本線が,トンネルをくぐり,鉄橋を渡って,徳島との県境を越え土佐路に入ると,両側の山並みが次第に狭まり,吉野川はいよいよ,その渓谷美を増してくる.これが大歩危(おおぼけ),小歩危(こぼけ)の奇勝である.両岸に聳え立つ山肌には,遙か頂の方まで人家が点在し,夜間,車窓から望見した旅人が,電灯の光を星と間違えたという話のあるほど,この溪谷は深い.
 かつては,崩災事故のため,40数日も不通となり,折り悪しく台風の影響もあって,空海路共に交通が遮断されたので,「陸の孤島高知県」と大いにマスコミに騒がれたこともあった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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