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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生36巻5号

1972年05月発行

文献概要

特集 疲労

「疲労」と「疲労感」—疲労の今日的意味

著者: 橋本邦衛1

所属機関: 1鉄道労働科学研究所

ページ範囲:P.293 - P.300

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 第2次大戦を契機とするエレクトロニクスのめざましい進歩によって,高性能の通信技術と情報処理技術が急速に開発され,短時日の間に情報化時代といわれる高度技術社会を作り出した.すでに戦前においても,第1次産業革命以来,動力機械が生産手段の中に導入され,苦役的な重筋労働は徐々に減ってきてはいたが,日本では1950年代からオートメーション化の進行とともに筋力依存,型の労働は急激に減り始めた.その上労働時間も短縮されてきたので,かつて問題になった産業疲労は今やほとんど解決されたかに見える.
 しかし,本当にそうであろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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