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日本列島
ベトナム向け米軍用化学物質(5%PCP油剤)による上水道汚染—沖縄県
著者: 伊波
所属機関:
ページ範囲:P.316 - P.316
文献購入ページに移動5月22日環境調査と同上水道の水源および付近の井戸などからサンプルをとり分析したところ.水源からとったサンプルからは6ppmのペンタクロールフェノールを定量した.同上水道は沖縄本島最南部の6町村にわたる2万4千人に給水しており,汚染が早く発見されたのが不幸中の幸いであった.汚染源の調査をしたところ,かねて政府薬務課が問題としていた一商事会社が,南風原村に保管中の米軍から入札によって払い下げられた5%PCP油剤約11500ガロンを,具志頭村字仲座の採石場跡の大穴の中に捨ててあるバガス(砂糖きびのしぼりかす)に流し込んだことが判明した.
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