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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生36巻7号

1972年07月発行

文献概要

特集 国際保健

母子保健の国際的動向

著者: 高石昌弘1

所属機関: 1国立公衆衛生院

ページ範囲:P.420 - P.426

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 母子保健の国際的動向について愚考を述べる前に,まずカバーする範囲を限定しておきたい.
 こんにち,母子保健を広義に解釈する場合,小児保健の定義と同様に学校保健でとり扱う問題を含むことがしばしばある.しかし,公衆衛生活動を地域保健活動,学校保健活動,産業保健活動のように,活動の場によって規定する時,母子保健活動は地域保健活動の一環として,現実には学校保健の問題とは,きりはなして考えられることが多い.国際的にも,M. C. H.(Maternal and Child Health)はSchool Healthとは独立に論じられることが多いので,ここでは母子保健の範囲を狭義に解釈して話をすすめていきたい.ただし最近よくいわれるlife cycleを考慮した母子保健は当然,学校保健における保健教育との関連なしには考えられないので,この問題の重要性を忘れてはならないと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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