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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生36巻7号

1972年07月発行

文献概要

人にみる公衆衛生の歴史・15

山本宣治(1889〜1929)—性科学の確立と無産者運動

著者: 川上武1 上林茂暢1

所属機関: 1杉並組合病院内科

ページ範囲:P.452 - P.453

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 わが国の産児制限運動は,戦前の"うめよ殖せよ"の人口膨張政策のもとでは,きびしい弾圧をうけてきた.運動をすすめる側も,非専門家が多く,国民の産児制限を必要とする事態の改善されないこととあいまって,活発な宣伝は,かえって怪しげな器具・薬品の販売を助長する結果ともなった.これに対して,生物学の立場から性科学の知識にもとづく産制運動をあざしたのが山本宣治である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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