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人にみる公衆衛生の歴史・20
社会医学研究会の活動家3.小宮山新一(1905〜67)—地域保健の先駆者
著者: 川上武1 上林茂暢1
所属機関: 1杉並組合病院内科
ページ範囲:P.48 - P.49
文献購入ページに移動そのなかの予防をとってみると,治療偏重のなかでたえず軽視されてきた.とりあげられる場合にも戦前は軍事的要請が先行したために,予防は住民の関心をひくことなくおわった.しかし,終局的には体制運動の一環をになわせられたにせよ,困難な状況のなかで住民の側にたとうとする保健関係者の努力がうまれてきていたことも事実である.ここではその一人として,小宮山新一の生涯をとりあげてみよう.
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