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調査報告
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今日循環器疾患対策の1つとして,血圧の測定を中心とした集団検診が普及してきた.そしてこの際通常,随時尿の尿糖検査をあわせて実施するのであるが,著者らの経験では,尿糖陽性者の大半がそのまま放置されてしまう現状である.一方,糖尿病に関する知見は近年急速に進展し,人口の老齢化と生活条件の変化にともなって有病率の増加傾向が指摘されている1)2).よって筆者らは今少し系統的な検診によって,糖尿病の有病状況を明らかにしたいと考え,今回の検診を実施した.
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