icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生37巻12号

1973年12月発行

文献概要

日本列島

妊産婦と新生児基礎(訪問)の調査—沖繩県/第1回札幌市精神衛生大会開催

著者: 伊波茂雄

所属機関:

ページ範囲:P.820 - P.820

文献購入ページに移動
 沖縄県の衛生統計は第二次大戦,迷信,離島へき地性に基づく風俗習慣等の影を受けて不備な点が少なくない.最近は,人口動態調査各種届出制度の充実,実態調査等によって次第に内容は信ぴよう性を増してきているが,未だいくつかの問題点が残っている.そのうち,特に周産期および乳児の死亡統計については,著しく低率にあり関係者から関心がもたれていた(表1).
 また死産も極端に低い数値になっていて,本土の61.4の1/6となっている.さらに新生児および乳児死亡についてみると表2のとおりとなっている.すなわち新生児死亡率は本土の1/2に近く,乳児死亡率も低くなっている.このような状態が正しいかどうか,県厚生部予防課では昭和47年8月1日から昭和48年3月31日まで妊産婦,新生児基礎調査を実施した.調査対象,客体,方法等の説明は紙面の都合で省略するが,調査結果は次のとうりである(表3).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら