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特別論稿
文献概要
20世紀の前半,感染症の克服,母子保健の改善等を通じて諸国民の保健水準の向上に輝かしい足跡を印した公衆衛生活動は,第2次大戦後の社会生物学的諸条件の激しい変化のなかで歴史の試錬に立たされ,その真価を問われている.このことは,戦後4半世紀に国際環境の激変のなかでかってない激動を経験している日本ではいっそう切実である.
与えられた主題は“公衆衛生活動の将来展望”であるが,私は公衆衛生活動は人間主体の実践的な課題であり,この意味で本質的に精密機械ではなく,"泥臭い"ものであると考えている.最初に一言私自身のささやかな体験と感想を述べることを許していただきたい.
与えられた主題は“公衆衛生活動の将来展望”であるが,私は公衆衛生活動は人間主体の実践的な課題であり,この意味で本質的に精密機械ではなく,"泥臭い"ものであると考えている.最初に一言私自身のささやかな体験と感想を述べることを許していただきたい.
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