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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生37巻6号

1973年06月発行

文献概要

特集 救急医療

東京都の救急医療機関整備の状況

著者: 木村政良1

所属機関: 1東市都医師会救急対策委員会

ページ範囲:P.391 - P.397

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 救急活動は地域住民の生活活動の場に生じた突発不測の事故,傷病を救護するためにとられる社会活動であり,救急医療は地域社会に対するその地域の医師の責任において,遺憾なく行なわれなければならない.近年救急医療の需要は増加の一途を辿り,これに対応すべき救急医療体制の整備は急務となっている.
 昭和39年法改正により,救急医療対策の責任が,厚生省に移り,都道府県の段階では,衛生局(部)に行政上の責任が移された.救急病院等を定める厚生省令の公布を機会に,救急医療が大きく医師活動の一環として包含され,救急患者発生の際は,救急告示の有無にかかわらず,最寄りのしかるべき病院診療所において,治療を加えることが原則となった.救急医療を論ずる際この原則を忘れてはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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