文献詳細
文献概要
事例 母子管理・2
実施成績と考按
著者: 東京都武蔵調布保健所
所属機関:
ページ範囲:P.414 - P.420
文献購入ページに移動1)乳児健診
表1に示した3つの健診のうち,もっとも高い受診率(89%)を持つ.この理由の1つは,出生通知票(図1)を出したものにのみ通知しているためである.大方の保健所では人口動態の出生票から通知(図2)しているようであるが,これには住所の方書きや,団地の号棟番号の記入もれが多く,通知もどりが多くなり,また市役所経由のため入手迄に1月余の時間がかかる.出生通知票はこれらの欠点を補なう目的で,妊娠届の際,母子健康手帳と共に交付する官製ハガキであるが,提出率は70%と低い.残り30%には健診通知は行かないが,市の広報に健診日時を掲載してもらい,該当児は洩れなく受診するよう呼びかけている.そのためか,通知状戻りは3.3%と低く能率的である.
アンケート返信は21%と,未受診率より高いが,受診していながら出すものが多数あるためである.どの程度重複しているかは調べなかった.
掲載誌情報