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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生37巻6号

1973年06月発行

文献概要

事例 母子管理・2

実施成績と考按

著者: 東京都武蔵調布保健所

所属機関:

ページ範囲:P.414 - P.420

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1.集団健診と経過観察健診
1)乳児健診
 表1に示した3つの健診のうち,もっとも高い受診率(89%)を持つ.この理由の1つは,出生通知票(図1)を出したものにのみ通知しているためである.大方の保健所では人口動態の出生票から通知(図2)しているようであるが,これには住所の方書きや,団地の号棟番号の記入もれが多く,通知もどりが多くなり,また市役所経由のため入手迄に1月余の時間がかかる.出生通知票はこれらの欠点を補なう目的で,妊娠届の際,母子健康手帳と共に交付する官製ハガキであるが,提出率は70%と低い.残り30%には健診通知は行かないが,市の広報に健診日時を掲載してもらい,該当児は洩れなく受診するよう呼びかけている.そのためか,通知状戻りは3.3%と低く能率的である.
 アンケート返信は21%と,未受診率より高いが,受診していながら出すものが多数あるためである.どの程度重複しているかは調べなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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