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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生37巻9号

1973年09月発行

特集 老人健康診査

老人健康診査における一般診査と精密診査

著者: 五島雄一郎1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部内科学教室

ページ範囲:P.592 - P.598

文献概要

 老人人口の増加に伴ない,老人医療の無料化をはじめ,老人の医療問題は大きな社会問題としてとり上げられてきている.昭和38年に老人福祉法が制定されて10年になるが,厚生省でも老人問題についてプロジェクトチームを作って今後の方針を検討することになったと伝えられている.このような時代に老人の健康診査を実施することによって疾病の予防および早期発見を行ない,老人の健康保持につとめることは意義の深いことである.
 編集部から,老人の健康診査における一般診査と精密診査とのちがい,また一般診査によって見出せないものが精密診査によってどれだけ発見できるか,また現在の老人健康診査の問題点などについて書けという要求であり,このような要望に十分答えられるかどうか疑問であるが,一応いくつかのデータを提示して責を果たすこととする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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