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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生38巻1号

1974年01月発行

文献概要

資料

管内の結核の実態ならびに胸部集団検診成績の評価

著者: 土屋真1 尾形和夫2 三浦庄四郎1 佐々木テル子1 阿部節子1 雨宮典子1

所属機関: 1宮城県気仙沼保健所 2公立気仙沼総合病院内科

ページ範囲:P.53 - P.57

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 結核患者の発見動機のほとんどが医療機関であることが,以前から強調されてきた.過日,宮城県で実施した昭和46年中の結核新登録患者の調査成績においても,医療機関の発見患者が多いことから当県でも住民検診の意義が論ぜられた.
 気仙沼保健所管内でも,昭和46年新登録患者118名における過去1年以内の住民検診受検数は,アンケート調査方式によれば42名(35.6%)であるが,発見患者数は118名中10名のみ(8.5%)であることが指摘されている.それゆえ私どもは結核予防行政にたずさわる立場であり,またレ線写真の読影に当っている立場から,管内の結核の実態を正確に把握し,胸部集団検診を評価し対策をたてる必要を感じて質的な分析をこころみたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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