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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生38巻11号

1974年11月発行

文献概要

特集 AMHTS(自動化多項目検診)

岐阜県立健康管理院におけるAMHTSの問題点

著者: 鈴木大輔12 井口恒男2

所属機関: 1岐阜県大野保健所 2岐阜県立健康管理院

ページ範囲:P.602 - P.606

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 AMHTSが民間から地方公共団体まで含めて,各地で導入されたり,あるいは計画準備中のところが多いようである.岐阜県立健康管理院も,昭和48年4月よりAMHTSの運転を開始しているが,このようなシステムは従来の検診方法と違ったいくつかの優れた特色をもつものであるが,反面その運用とか活用方法には,検討すべきいくつかの問題点があるように思われる.
 AMHTSに関する研究討議は目新しいものではなく,既に関連発表がされており,筆者ら1)2)も今までに若干の問題提起をしてきた.しかし,AMHTSがPublicHealthの中でどのような役割を果たし得るのか,あるいは地域保健医療体系の中でどのような位置づけが期待されるのかが重大な関心事ながら,未だ十分な統一見解もしくは共通概念が確立されていないようである.このように,AMHTSと公衆衛生のかかわりは重要な意味を持つものであるため,保健医療に従事者すべてのものが,この問題を考えてみる必要があると思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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