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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生38巻11号

1974年11月発行

文献概要

特集 AMHTS(自動化多項目検診)

海外のAMHTS

著者: 山口清士1

所属機関: 1東京芝浦電気医用機器事業部医用機器技術部

ページ範囲:P.615 - P.624

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 欧米におけるAMHTは1960年代から始まり,1970年に入って国際的な学会が設立されている.1964年米国のカイザー財団(Kaiser Foundation)のPermanente Medical Groupにより,OaklandにMulti-Phasic Health Check-upが設立されたのが米国における創始であるが,当初はカイザー工業会社の従業員に対する医療体制の中の医師の不足が原因で十分な医療が行なえない地域や工場に対する手段として考え出されたものであった.要するに疾病の早期発見,事前予防の方法として多角的な検査を行なうことがDr. Cutting,Dr. Collenらにより企画され,まず第1の手段として臨床検査の自動化,システム化による多人数の患者または健康者の身体検査が行なわれた.当時の文献にAML(Automated Multiphasic Laboratory)と称せられたのもそのためであるが,その他にMHS(Multiphasic Health Screening)とも称されスクリーニングという概念が逐次表面化して来たのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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