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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生38巻11号

1974年11月発行

文献概要

特集 AMHTS(自動化多項目検診)

AMHTSからみた岐阜県職員の健康状態

著者: 井口恒男1 栗田孝子1 中村稚枝子1 森甫1 鈴木大輔2 又吉純一2 子安崇雄3

所属機関: 1岐阜県立健康管理院 2岐阜大学公衆衛生学 3岐阜大学衛生学

ページ範囲:P.625 - P.629

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 近年,成人の疾病は多様化しており,従来の胃検診,血圧検査などの単項目スクリーニング方式では,健康の把握は不十分である.健康状態を多角的に把える試みとして,単項目検診を組合せ同時実施する方法1)2)の他,最近では自動化機器やComputerを導入して,一貫したシステムで数10項目の検査が短時間でできるAutomated Multiphasic Health Testing System and Services(自動化多項目検診,以下AMHTSと略す)も開発され,すでに国内でも30以上の施設で運転されている3)
 岐阜県においても,AMHTSが導入され,昭和48年4月より運転を始めている4)が,この運転に先立ち,岐阜県職員を対象にテストランが実施された.このテストランは,システムの流れの検討,検診能力の検討,検査値の判定の検討を目的としたものであるが,対象となった県職員の検診成績の分析に当っては,主として健康であると自覚している職員を集計の対象としており,一般成人の健康管理対策上にも意義あるものと思われるので,その概要を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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