icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生38巻3号

1974年03月発行

文献概要

特集 農村の地域保健活動(広見町の場合)

地区衛生組織活動と保健従事者の役割

著者: 岡田尚久1

所属機関: 1愛媛県立北宇和病院農村医学センター

ページ範囲:P.146 - P.150

文献購入ページに移動
 高度経済成長政策は,農村の生活基盤そのものを崩壊させ,さらに,健康破壊を引き起こしている.また,農村では,過疎化がすすみ若者がつぎつぎと都市へ去っていったため,地区組織の構成員は老齢化し,日稼ぎや内職などの兼業の増加,出稼ぎの増加は,地区組織の構成員の時間的余裕をうばうなど地区組織活動の停滞をもたらした.
 しかし,ますます進行する健康破壊のなかで,地区住民の健康に対する要望や意見は,次第に大きく高まってきている.このような健康破壊は,個々人の努力では,とうてい解決しえないものが多く,健康を守る活動は,部落ぐるみ,地区ぐるみの組織的な活動になっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら