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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生38巻5号

1974年05月発行

文献概要

論説

先天股脱集団検診の基本問題—とくにX線のリスクとメリットの問題を含む

著者: 今田拓1

所属機関: 1宮城県拓杏園

ページ範囲:P.300 - P.306

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Ⅰ.先天性股脱が検診と結びつく要素
 乳児先天股脱は,他の先天性疾患とくらべて,いくつかの異なった特徴をあげることができる.その主なものをひろうと,第1に多発性,第2に初期症状の潜在化,第3に治りやすいといったことになろう.
 第1の多発性であるが,これは民族的差異地域的差異,それに診断者の差異によって,かなり違った報告がなされているが,おおよその見当では1,000人に対し5人程度で,これは1970年のわが国の結核リ患率17)の約3倍にあたる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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