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保健所・45
新潟県新津保健所
著者: 渡辺宏
所属機関:
ページ範囲:P.381 - P.381
文献購入ページに移動私どもの新津保健所は昭和13年5月の開所で,県下では最古の歴史をもつR2型保健所である.管轄面積は570km2で,3市4町村に分れてる.区域の北方は新潟市に隣接し,地形的には,わが国でも有数な米作地帯である信濃川と阿賀野川のデルタ地帯と南部の無人山岳地帯に大別される.
管内人口は,昭和45年国調で,192,645人で,昭和25年の国調と比較すると,僅かに0.5%減とほとんど増減なく,20年間の自然増にあたる約3万人の流出超過となっている.流出人口の大部分は中学卒と高校卒で,若い青少年の年齢層である.また65歳以上の人口は,前述の20年間で49%の増加を来し,当地方の人口の老化は出生の減少と若年層の流出により,急速に始まっている.
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