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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生39巻12号

1975年12月発行

文献概要

研究

染色体異常の疫学

著者: 渡辺厳一1

所属機関: 1新潟大学医学部衛生学教室

ページ範囲:P.871 - P.877

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"Old Wine in a New Bottle"
 遺伝的な背景をもつ疾病は,つぎのように分類される.第1は,単純な変異体による疾病ないし症候群,第2は,染色体の数や構造の異常による疾病ないし症候群,第3は,多因子遺伝といわれるもので,遺伝子群と環境との相互作用によって決まる遺伝的な素因,である.以上のほか,第4として,母子不適合,例えば,胎児赤芽球症のように,母児間血液型不適合によるものを加えることができる.
 さて,過去15年間における人類遺伝学の知識の集積は,医学の中で,すでに独立し,しかも中心的な"discipline"へまで急速な発展をするにいたった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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