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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生39巻4号

1975年04月発行

研究

保健所と小児歯科

著者: 青山好作12 武内重之12 小松崎真理子12

所属機関: 1東京都台東区衛生部 2東京都台東区下谷保健所

ページ範囲:P.252 - P.254

文献概要

はじめに
 近代歯科医学は基礎と臨床との間をいききして,たくみな関連のうちに,めざましい進歩をとげた.いっぽう,都民の歯科医療需要も増大し,歯科医療機関もこの医療需要に対し積極的な対応がなされている.しかし小児歯科においては,小児専門歯科医療機関が乏しいこと,歯科医療機関が成人,老人などの医療に追われていること,また乳歯は一定時期に永久歯へと,脱落転換という生理的なからくり現象があることなどにより,時には小児歯科医療が前進的となりにくいことがある.
 しかし,小児う蝕歯の永久歯う蝕への相関的推移や,全身疾患への病巣的役割りなどを勘案するとき,小児歯科の重要性がうかがえる.そこで小児歯科の現状を保健所歯科健診結果などを基盤にして,解析し考察を試みたのでその成績について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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