icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生39巻8号

1975年08月発行

文献概要

特集 "環境"を考える

生きた環境を取り戻すためには!

著者: 村江通之1

所属機関: 1鳥取大学

ページ範囲:P.540 - P.542

文献購入ページに移動
はじめに
 ここ10年間は環境という言葉が盛んに,しかも無造作に,色々な場面で使用されている.ことに高度の経済成長の波の影響として,公害問題が大きく叫ばれるようになって来た現在は,ほんとに環境という言葉の意味するものを,充分に考えて見なければならぬ時代になったと申してよい.
 衛生学の領域では,この環境という言葉のもつ意義は大きなのである,環境衛生といえば衛生学の領域の中では,学問としてその領域は広く,しかも深いものであって,これが勉強はそう簡単なものでなく,またたやすくできるものではない.衛生学領域でいう3大環境条件すなわち空気,水,そうして土が健全なことは,人間生活にとって最も重要な条件であり,しかも人間生活を快的なものにするのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら