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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生39巻8号

1975年08月発行

文献概要

調査報告

合成洗剤製造作業者における接触皮膚炎発生と健康状態

著者: 松下敏夫1

所属機関: 1熊本大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.564 - P.567

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 ABS系合成洗剤は,常識的な普通の使い方で洗うことは無害である(厚生省)1)とされている.しかし,ABSなどの界面活性剤を含む合成洗剤は,使用方法や暴露量・濃度などによっては,生体に有害作用を生ずることもある2,3).ところで,合成洗剤の毒性に関する研究は,従来,動物実験が多く,直接人体に関して検討した成績は比較的乏しく,その毒性もなお確定的とは言い難いように思われる.
 かかる観点から,著者は,某合成洗剤製造工場の作業者について,合成洗剤の人体への影響をうかがうべく健康調査を行い,その結果,合成洗剤の健康への影響を示唆する若干の成績を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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