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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生4巻5号

1948年09月発行

文献概要

論述

東京都に於ける日本腦炎流行の疫學的概況(23.9.10)

著者: 山下章1

所属機関: 1東京都防疫課

ページ範囲:P.294 - P.296

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 日本腦炎の流行はその流行周期から推測して1昨年あたりから危惧されていたところ‘本年は冬期に南洋方面に流行があり,7月上旬から主として關束地方に馬に腦炎流行の兆があらわれたので,今年こそは必ず人間にも流行が來る。而してそれは東京が最も危險であると主張した識者もあつたが,果然今次の大流行の襲來となつたのである。
 都の防疫課ではこの期を逸せず,之れが防疫學的調査を實施するために厚生省の指示を得て調査票を作製し,醫科大學生を動員し患家竝びに之の對照となるべき家庭を訪問し,必要事項を記入せしめ,目下その集計中であるので,近くその結果を發表する機會が得られることゝ思うが,以下取敢えず本流行の概要についてのべる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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