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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生40巻1号

1976年01月発行

文献概要

特集 地域医療計画と公衆衛生

地域医療のシステム化

著者: 上林茂暢1

所属機関: 1柳原病院内科

ページ範囲:P.6 - P.18

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2つのシステム化
 医療荒廃を打開する方向として,地域医療,医療のシステム化が叫ばれ,そのなかで医療計画の論議もさかんになってきた.そのこと自体,医療危機が患者,国民,医療関係者のみならず,体制側にとっても深刻になっていることの反映といえよう.それだけに,用いられる言葉は同じでも,内容はちがったものとなりかねない.
 医療システム化というと,現在ではコンピーューター化,自動化を軸とした医療再編成を前提とする動きが強いが,その可能性・限界・問題点については,「医療システム化の将来—医療産業の技術論的分析」(勁草書房)で述べた.企業サイドより導入が予想されている病院自動化,総合健診システム(AMHT),僻地・救急医療システムに共通する問題として次の点を明らかにしておいた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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