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文献概要
特集 アメリカ公衆衛生200年 資料
保健費の推移—統計資料を中心に
著者: 三宅貴夫1
所属機関: 1厚生省保険局医療課
ページ範囲:P.802 - P.811
文献購入ページに移動アメリカにおいて医療費に関心が持たれたのは1920年代からである.当時,恐慌の中で,医療費の患者負担が深刻化し,医師・医療機関の側からも医療提供のあり方などについて問題が持ち上がった.この時期に「医療費調査委員会(CCMC)」の莫大な報告書が出され,以後,医療費・保健費に関する統計が整備されており,このような背景のなかで「医療経済学」がアメリカで最も発展するにいたった.
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